カルテ用品は、診療記録を正確に管理し、必要な情報にすぐアクセスするための基本的な事務用品です。保管方向やファスナーの種類、素材によって使い勝手が大きく変わるため、施設の運用に合ったものを選ぶことが業務効率化につながります。本ガイドでは、カルテフォルダー・バインダー選定時に押さえておきたいポイントを整理しました。
カルテ用品は、A4サイズの用紙を「縦」に保管するか「横」に保管するかで製品が分かれています。診療科やカルテの記入形式、既存のカルテ棚のレイアウトに合わせて選ぶ必要があります。既存の保管棚や書庫のスペースに合わせて統一すると、探す手間が減り取り違えも防げます。
カルテフォルダーには、単純な二つ折りタイプ、ファスナーで綴じるタイプ、背表紙が伸縮するタイプなど複数の構造があります。記載量の多い診療録や長期通院患者のカルテには、後から用紙を追加しやすい構造が便利です。退院時のまとめ用など用途によって適した形式が異なります。
表紙素材にはPP(ポリプロピレン)などが使われ、透明タイプはラベルや患者情報が外側から見えるため、管理番号や氏名の視認性を高めたい場合に適しています。耐久性や耐水性も長期保管では重要な要素です。頻繁に持ち運ぶか、書庫で長期保管するかによって重視すべき点が変わります。
カルテフォルダーには、二つ穴・三十穴などの穴数や、A4・A4/A3二つ折りなどサイズ規格の違いがあります。既存の用紙フォーマットや使用中のファイルと互換性があるかを事前に確認することが大切です。ラベルの有無や記入欄の仕様も、患者情報の管理方法に合わせて選定します。
カルテには患者の個人情報が含まれるため、保管場所の施錠管理やアクセス制限など、施設のプライバシーポリシーに沿った運用が前提となります。フォルダー自体の破損や劣化は情報の散逸につながるため、定期的な点検も推奨されます。