内視鏡室・心カテ室・超音波診断室では、カテーテル穿刺部の固定や検査後の器材保管など、周辺環境を支える什器選びも業務効率と安全性に直結します。本ガイドでは保護ベルトから保管庫・ワゴンまで、施設の運用に合わせた選定ポイントを整理しました。導入検討の参考にご活用ください。
カテーテル用保護ベルトは、穿刺部位周辺の固定・保護を目的として使用される補助用具です。装着部位(膝・肘・鼠径部など)や患者の体格差に対応できるかどうかが選定の基本になります。素材の伸縮性や通気性、マジックテープ等の固定方式によって装着感や再固定のしやすさが変わるため、実際の検査・処置フローに合わせて検討することが大切です。
カテーテルボックスやカテーテルワゴン、カテーテルカートは、未使用・使用済みカテーテルや周辺器材を整理・保管するための什器です。設置スペースや保管数量、動線に合わせたサイズ選定が重要になります。キャスター付きワゴン・カートタイプは検査室間の移動が多い施設に、据置型ボックスは定位置保管を重視する施設に向いています。
カテーテルボックス用マグネットシートのような付属パーツは、既存の保管庫に貼付することでラベリングや仕切り管理を追加できるアイテムです。新規に大型什器を導入する前に、既存設備へのオプション追加で運用改善が図れないか検討するのも一つの方法です。
同じ『カテーテル保護ベルト』でも部位別(膝用・肘用等)で形状・サイズが異なり、『保管庫』も据置型ボックス、可動式ワゴン、多段式カートなど構造が分かれます。JANコードや型番だけでなく、外形寸法・素材・対応部位の記載を必ず確認し、既存設備や検査プロトコルとの整合性を取ることが選定ミスの防止につながります。
保護ベルトは患者の皮膚に直接触れるため、添付文書や取扱説明書に従い、適切な洗浄・消毒・交換サイクルを守ることが求められます。保管庫・ワゴン類は湿度や直射日光を避けた環境での設置が望ましく、キャスター部の定期点検やロック機構の確認も安全な運用に欠かせません。医療機器に該当する製品を導入する際は、院内の医療機器管理担当者や専門家に最終確認を行うようにしてください。