駆血帯(ターニケット)は採血・静脈注射の際に静脈を怒張させるための必須アイテムであり、素材・留め具の形式・サイズなど多様な製品が揃っています。ラテックスアレルギーへの対応や衛生管理の方針、使用する患者層に合わせて適切な製品を選ぶことが、安全で円滑な処置につながります。本ガイドでは、購買担当者や現場スタッフが製品を比較・選定する際に役立つポイントを中立的にまとめました。
駆血帯は大きく「チューブ(ゴム紐)タイプ」「マジックベルトタイプ」「ワンハンドタイプ」「ロールターニケットタイプ」に分類できます。それぞれ操作性・衛生管理・コストの面で異なる特性を持つため、施設の運用スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
かつては天然ゴム(ラテックス)製が主流でしたが、ラテックスアレルギーを持つ患者・スタッフへの対応から、現在はノンラテックス素材やシリコン素材の製品が広く普及しています。施設として素材ポリシーを統一しておくと、アレルギー対応の漏れを防ぎやすくなります。
使用する施設の規模や患者層、運用ルールによって最適な製品は異なります。下記のポイントを参考に、現場の実情に合った製品を選定してください。なお、医療機器に該当する製品の最終的な選定は、医師・看護師などの専門スタッフと連携して行うことをお勧めします。
駆血帯はチューブの長さ・幅・硬度(硬さ)が製品ごとに異なります。同じ「成人用」でも長さが35cm〜450mm以上まで幅広く展開されているため、用途と患者層に合わせて確認が必要です。
駆血帯は処置ごとに適切に管理することが衛生面で重要です。使い回しによる交差感染リスクを低減するため、施設の感染管理マニュアルに沿った運用を徹底してください。
最後に、製品選定時によく寄せられる疑問点をQ&A形式で整理します。適切な製品選びにお役立てください。