手術室や中央材料室で使用する手術衣は、着用者の動きやすさと清潔管理のしやすさを両立させることが求められます。スクラブ、サージカルガウン、パンツ・チュニックなど種類が多く、用途や着用シーンに応じた選定がポイントです。本ガイドでは病院・クリニック・介護施設の購買担当者向けに、選定時に確認すべき基準をまとめました。
手術衣は「日常的な院内業務用のスクラブ」と「清潔野で使用するサージカルガウン」に大別されます。どの部門・どの作業で使うかによって求められる機能が異なるため、まず着用シーンを明確にしてから選定を進めることが重要です。
手術衣は長時間の着用や繰り返しの洗濯を前提とするため、体型に合ったサイズ選びが動作性と快適性に直結します。同一デザインでも男女兼用・女子専用・男子専用でパターンが異なる場合があるため、実寸表と着用者の体型を照らし合わせて選定してください。
手術衣の素材は着用感や耐久性、洗濯・滅菌処理への耐性に影響します。用途に応じて速乾性、制電性、ストレッチ性などの機能を比較検討すると、日常業務での負担軽減につながります。
サージカルガウンには背面の留め方によって「センターバック式」と「左ひも止め式」などの種類があります。着脱のしやすさや介助の有無、清潔域の確保方法が異なるため、手術室の運用フローに合わせて選ぶ必要があります。滅菌の要否や再利用・使い捨てのタイプ選定は、感染対策の観点から医療機器・材料の専門家(感染管理担当者や滅菌担当部門)に相談のうえ決定することをおすすめします。
手術衣は衛生管理が求められる医療用品であるため、着用後の取り扱いや保管方法にも注意が必要です。清潔・不潔の区分を明確にし、施設内のルールに沿った運用を徹底しましょう。
手術衣を選ぶ際は、着用シーン・サイズ・素材機能・種類・保管管理の5つの観点を総合的に確認することが大切です。特にサージカルガウンなど清潔野で使用する製品については、感染対策の基準や滅菌方法との適合性を踏まえ、院内の専門部署とも連携しながら最終的な製品選定を行ってください。