手術室や処置室で使用する縫合用品は、創部の状態や手技の種類によって適した製品が異なります。皮膚接合用テープ、スキンステープラー、縫合針・縫合糸など、それぞれの特徴を理解した上で、施設の診療科目や症例に合わせた選定が重要です。本ガイドでは主要な製品カテゴリの違いと選定時の確認ポイントを整理します。
縫合用品は創部を閉鎖・接合するための消耗品で、用途や創部の性質に応じて複数の種類が使い分けられています。代表的なものは以下の通りです。
皮膚接合用テープは幅・長さ・素材の違いにより使い分けます。選定時は以下の点を確認してください。
スキンステープラーは針数(コイル数)によって対応できる創の長さが変わります。手技の想定時間や創部長を踏まえて選定します。
縫合針は形状・弯曲角度・号数によって多様な種類があり、糸は吸収性・非吸収性、モノフィラメント・編み糸などの違いがあります。診療科や術式に応じて必要な組み合わせが異なるため、使用する術者・診療科の指定を確認した上で選定することが基本です。
縫合用品は滅菌医療材料であるため、開封・保管・使用期限の管理を徹底する必要があります。また、医療機器に該当する製品の最終的な選定・適応判断は、必ず医師等の専門家が行ってください。
縫合用品は創部の状態や術式、施設の運用フローに応じて適切な種類・規格を選ぶことが求められます。皮膚接合用テープ、スキンステープラー、縫合針・縫合糸それぞれの特徴と規格の違いを把握し、リムーバーやニードルカウンターなどの周辺器材も含めた運用体制を整えることが、安全な手技運用につながります。最終的な製品選定にあたっては、必ず院内の専門部門・医師等と相談の上で決定してください。