01滅菌方式に対応した製品を選ぶ
滅菌バッグ・インジケーターは対応する滅菌方式が製品ごとに決まっています。院内で採用している滅菌方式を確認したうえで、対応表示のある製品を選定することが基本です。
- AC(オートクレーブ/高圧蒸気)滅菌対応
- EO(酸化エチレンガス)滅菌対応
- ガスプラズマ滅菌対応
- AC/EO両用など複数方式に対応した製品もあり、滅菌方式が混在する施設では利便性が高い
02滅菌バッグはサイズ・幅・材質で選ぶ
滅菌バッグは滅菌対象物のサイズや形状に合わせて選びます。既製サイズの袋タイプと、必要な長さにカットして使うロールタイプがあり、取り扱う器材の種類や量に応じて使い分けます。
- 小型器材には既製サイズの滅菌バッグ(例:60×60cmなど)
- 多様なサイズの器材が多い施設ではロールタイプが融通しやすい(例:幅10cm・幅18cmなど)
- 内部の見やすさや強度、シール適性も確認する
- インジケーター(化学的指示計)が印刷済みかどうかも選定ポイント
03滅菌インジケーターの種類と役割の違い
滅菌インジケーターには複数のタイプがあり、確認したい項目(滅菌工程を実施したか、滅菌条件が満たされたか等)によって使い分けます。目的に応じた種類を組み合わせて運用することが一般的です。
- インジケータテープ・カード:滅菌工程を通過したかを色の変化で簡易確認
- インテグレータストリップ:より厳密な条件達成の確認に使用
- ケミカルインジケータ:滅菌方式(EOなど)ごとに専用品を使用
- PCD(プロセスチャレンジデバイス)ヘリックスタイプ:滅菌工程の到達性を評価する目的で使用
- コイルタイプなど、記録・管理のしやすさで選ぶ製品もある
⚠ 使用・保管上の注意点
滅菌関連製品は使用期限や保管環境によって性能に影響が出る場合があるため、取扱説明に従った管理が重要です。
- 直射日光・高温多湿を避けて保管する
- 使用期限を確認し、期限内に使用する
- 対応外の滅菌方式で使用しない(バッグ・インジケーターとも滅菌方式の適合を必ず確認)
- 開封後は変質・劣化のおそれがあるため早めに使用する
- インジケーターの判定基準は製品ごとに異なるため添付文書を確認する
まとめ:施設の運用に合わせた組み合わせを
滅菌バッグとインジケーターは、施設で採用している滅菌方式・器材の種類・管理体制に応じて組み合わせを検討することが大切です。なお、滅菌関連機器・器具の最終的な選定にあたっては、院内感染対策の担当者や滅菌保証の専門家に相談のうえ判断することをおすすめします。
- 採用中の滅菌方式(AC/EO/ガスプラズマ等)との適合を最優先に確認
- 器材サイズ・運用量に応じてバッグ形状(既製袋/ロール)を選定
- 確認したい項目に応じてインジケーターの種類を使い分ける
- 保管・使用期限の管理体制を整える
本記事はSORA(松吉医科器械)が作成した参考情報です。製品の適応・使用方法は各製品の添付文書・取扱説明書をご確認ください。医療機器等の最終的な選定は専門家にご相談ください。