ベッドからの転落は院内・施設内での事故の中でも発生頻度が高く、対策用品の選定は安全管理の重要な課題です。本ガイドでは衝撃吸収マットと離床(徘徊)センサーの特徴や選び方のポイントを整理し、現場に合った製品選定の参考情報をお届けします。
ベッドサイドに敷く衝撃吸収マットは、転落時の衝撃を和らげることを目的とした補助的な用品です。サイズ・厚み・素材の違いにより、使用感や設置のしやすさが変わります。転倒・転落を完全に防止するものではないため、他の対策と組み合わせて使用することが前提となります。
離床センサーは、利用者がベッドから離れようとする動作や、床面での動きを検知して介助者に知らせる機器です。検知方式によりマットセンサー型、赤外線・光電センサー型、荷重センサー型などがあり、設置場所や利用者の状態に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。誤報・失報のリスクを減らすため、感度調整機能の有無も確認しましょう。
転落対策は単一の製品だけでなく、マットとセンサーを組み合わせて多層的にリスクを低減する運用が一般的です。夜間帯の人員配置や見守り体制、対象者の認知機能・身体機能の状態に応じて、必要な感知精度や通知範囲を検討します。既存のナースコールシステムとの接続可否も選定時の重要な確認事項です。
衝撃吸収マットやセンサー機器は、正しく使用・保管しないと本来の性能を発揮できない場合があります。定期的な点検とメンテナンスを行い、故障や誤作動を未然に防ぐことが安全管理につながります。センサー類は医療機器または雑品に該当する場合があり、選定・使用にあたっては専門家や製造元の説明書に従うことが推奨されます。
選定時によく寄せられる質問をまとめました。導入前の参考にご活用ください。