天井走行ガートルハンガーは、点滴スタンドを設置できない病床や処置室で、天井のレールに沿って輸液バッグを吊り下げ移動させるための設備です。走行タイプ・フック形状・材質によって使い勝手や耐荷重が異なるため、設置場所や運用方法に合わせた選定が重要です。本ガイドでは、購買担当者が比較検討しやすいよう、選定ポイントと注意点を整理しました。
天井走行ガートルハンガーを選ぶ際は、設置環境・使用頻度・輸液バッグの重量を踏まえて検討します。伸縮式は移動範囲や高さ調整の柔軟性があり、固定長タイプはシンプルな構造で耐久性を重視する現場に向いています。既存のレール規格との適合性も事前に確認が必要です。
ガートルハンガーは走行部本体とフック部品の組み合わせで構成されます。走行部には伸縮タイプ(例:BT205)と固定長タイプ(例:BT202 600MM)があり、伸縮タイプは病床の位置に合わせて長さを調整できる点が特徴です。フックにはステンレス製・アルミ製があり、ステンレスは耐久性・耐食性に優れ、アルミは軽量で扱いやすい特性があります。また、Sフックには回転式や長尺タイプ(スーパーロングフック)などバリエーションがあり、輸液ラインの取り回しや複数バッグの吊り下げに応じて使い分けます。
天井走行ガートルハンガーは天井構造への固定を伴う設備のため、設置時には天井の耐荷重や下地の状態を必ず確認してください。使用中は定格荷重を超えないようにし、定期的にレールの摩耗やフックの変形・錆の有無を点検します。清掃時は輸液の飛散や消毒液による腐食を防ぐため、材質に適した清拭方法を選び、破損や異音を感じた場合は速やかに使用を中止して交換・修理を検討してください。
購入・導入時によく寄せられる疑問をまとめました。設置や運用の判断材料としてご活用ください。