点滴ラインや各種チューブの自己抜去(自己抜管)を防ぐための抜管防止具は、患者の状態や使用部位によって適した形状・サイズが異なります。本ガイドでは、ミトンタイプやシーネタイプなど代表的な種類の特徴と、選定時に確認すべきポイントを整理しました。最終的な使用の可否や選定は、必ず医師・看護師など医療専門職の判断のもとで行ってください。
抜管防止具は、点滴ラインや経鼻チューブ、気管カニューレなどを患者本人が無意識・無自覚に引き抜いてしまう(自己抜去)ことを防ぐ目的で使用される用具の総称です。認知機能の低下がある方、小児、術後せん妄が懸念される方などに用いられることが多く、患者の安全確保とライン・チューブの管理を目的としています。使用にあたっては、身体拘束に関する院内規定やインフォームドコンセントの手続きを確認し、必要最小限の範囲で使用することが求められます。
抜管防止具を選ぶ際は、装着部位・患者の体格・使用シーンの3点を軸に検討すると選定しやすくなります。腕全体を固定するのか、手先の動きだけを制限するのか、目的によって適した種類が異なります。
抜管防止具には主に「ミトンタイプ」「シーネ・アームボードタイプ」「カバー・ホルダータイプ」「首周り固定タイプ」があり、それぞれ用途が異なります。
抜管防止具は身体を拘束する側面があるため、皮膚トラブルや血流障害のリスク管理が欠かせません。定期的な観察と記録を行い、漫然とした長期使用を避けることが重要です。
現場でよく寄せられる疑問点をまとめました。