蓄尿瓶は病棟や介護施設での排泄ケア・尿量測定に欠かせない備品です。材質や容量、耐熱性、洗浄のしやすさによって使い勝手が大きく変わるため、使用シーンに合わせた選定が重要です。本ガイドでは購買担当の方向けに、比較検討時に押さえておきたいポイントを整理しました。
蓄尿瓶の材質は主にポリプロピレン(PP)などの耐熱性樹脂と、塩化ビニル(塩ビ)などの透明性重視の樹脂に分かれます。繰り返し洗浄・滅菌して使用する施設では、耐熱・耐薬品性に優れた素材を選ぶことで破損や変形のリスクを抑えられます。使用頻度や滅菌方法(煮沸・薬液消毒など)に応じて材質を確認しましょう。
蓄尿瓶の容量は2.5L〜3L程度が一般的で、患者の排尿頻度や尿量測定の間隔に応じて選定します。目盛りの刻み幅や印字の見やすさは、尿量管理の正確性・作業効率に直結するため、実際の使用場面を想定して確認することをおすすめします。
蓄尿瓶には形状(角型・丸型)、蓋の有無、持ち手の位置などバリエーションがあります。角型は保管時にスペースを取りにくく、複数個をまとめて収納する施設に向いています。丸型は洗浄時に隅が残りにくく、清掃のしやすさを重視する場合に選ばれることがあります。導入前にサイズ・形状が保管棚や運搬カートに適合するか確認しましょう。
蓄尿瓶は複数患者間での使い回しを避け、個人専用として管理することが基本です。使用後は速やかに内容物を廃棄し、施設の感染対策マニュアルに沿って洗浄・消毒を行ってください。専用のつけおき洗浄剤を用いる場合は、製品の使用濃度・浸漬時間などの表示を確認し、素材との相性(変色・劣化の有無)にも注意しましょう。破損や目盛りの摩耗が見られる場合は交換の目安とします。
現場担当者からよく寄せられる質問をまとめました。