カルテブックは患者情報を一元管理し、多職種でスムーズに共有するための基盤となる備品です。サイズや穴数、ポケット構成によって収納力や使い勝手が大きく変わるため、運用フローに合わせた選定が重要です。本ガイドでは、病棟・クリニックの現場で失敗しない選び方のポイントを整理します。
カルテブックはA4・A3が主流ですが、体温表や検査記録など併用する台紙のサイズに合わせて選ぶ必要があります。また『2ケツ(2穴)』『30ケツ(30穴)』などの表記は綴じ穴の数を示し、収容できる用紙枚数や差し替えのしやすさに直結します。頻繁に用紙を追加・入れ替えする部署では、少ない穴数のタイプの方が作業がスムーズな場合もあります。
カルテブックは病棟・診療科・患者区分ごとに色分けして管理されることが多く、グリーン・レッド・ブルーなど複数カラーが用意されています。誤認防止や取り違え防止の観点から、色の意味付けを院内マニュアルで明確にし、購入時も色バリエーションが十分にあるシリーズを選ぶと運用しやすくなります。
『カルテブック』は診療録全般を綴じるバインダー型が中心です。一方『カーデックス』は看護計画やケア記録を一時的にまとめ、勤務交代時の申し送りに使うカード形式の管理用品で、専用のポケットやスライドセルと組み合わせて使用します。また『体温表台紙』『温度板ホルダー』は、バイタルサインなど経時記録を見やすく綴じるための専用様式です。それぞれ役割が異なるため、用途に応じて必要な種類を組み合わせて選定します。
カルテブックは個人情報を含む重要書類を扱うため、記載・閲覧・保管のルールを院内規程に沿って運用することが前提となります。バインダーは開閉を繰り返すため、金具部分の摩耗や破損がないか定期的に点検し、劣化した場合は早めに交換してください。また、ナースステーションでは取り違え防止のため、患者ごと・病棟ごとに配置場所を固定し、返却ルールを徹底することが望まれます。
現場担当者からよく寄せられる質問をまとめました。選定時の参考にしてください。